受け入れセンターとオープンイシイとは

受入れセンターには調達と受入の2つの機能があります。安心・安全であり、お客様と約束した品質の原材料の入庫・保管管理・工場の現場へ届けることが主な役割です。そのために、畑や現地に行き食材を受け入れるための品質基準を作ります。
次にオープンイシイとはお客様に安心して製品を手に取っていただくために、製品に使われている原材料の産地や製造日、農薬検査の状況などの情報を公開しているコンテンツです。
オープンイシイはお客様の要望に応えることを使命としお客様の不安を解消するという石井食品の考えのもと、お客様の声に答えることがきっかけで始まりました。お客様の声で特に多かったのが、食品添加物や原材料の産地などについての不安の声でした。これに応えるべくオープンイシイでは情報開示システムを取り入れました。情報を開示しお客様自身が容易に原材料について調べるられるようになりお客様の不安を取り除くことができました。

オープンイシイを実現するために

まず原材料を受け入れる際の基準として5つの前提条件があります。1つ目は「無添加調理を基本としているので食品添加物を使用しないもの」2つ目は「農薬や抗生物質の使用が考えられるものに関しては使用プログラムや使用履歴が明確であり残留でないことを確認すること」3つ目は「遺伝子組み換えの対象となるものについては可能な限り遺伝子組み換えでないものを選定すること」4つ目は「食物アレルギー表示を必要とする27の食品の使用の有無、および生産工場での存在の有無が明確であり当社が使用可としたアレルギー物質の範囲内であること」5つ目は「原材料の生産履歴に関する情報が明確であること」この5つの前提条件について確認するため原料規格書の入手や、産地点検、工場点検の実施、検査を行い合格した材料をシステムに登録し発注・入庫の流れになります。
また、入庫するときは食材の温度の確認、原材料名・規格・履歴などの確認、食材自体の鮮度の確認などを行います。
そして、受け入れの際には品質保障部が実施する抜き取り検査を行います。野菜であれば農薬検査、鶏肉であれば抗生物質検査・細菌検査・物性検査を行います。その他の食品でもアレルギー検査や細菌検査を実施しています。玉ねぎを中心とした野菜では糖度や水分の測定を行い、加熱前後の試食も含め品質の劣化がないかを確認しています。
オープンイシイを行うにあたりお取引様の方々にも情報の開示をお願いしております。情報の開示を求めるにあたって、ノウハウとなる部分の開示もあるため当社の取り組みを理解して頂き一緒に取り組んでくださる方々が現在のお取引先様です。生産管理記録を残すこと、合否判定をし合格した原材料を供給していただくことをお願いしています。

お客様の声

情報開示をすることで鳥インフルエンザなどの食材にかかわる事件が発生した際には確認がすぐ取れることや食物アレルギーを持つお客様からは情報が明確なため高く評価していただいています。また、添加物を使用しないシンプルな原材料で作られていることを理解していただき当社の製品を安心して手にとっていただいています。
お客様の声でパッケージを改善した事例もあります。原材料の表示にあるパン粉に関しては「小麦粉、砂糖、イースト、食塩」などのように細かく表示をしています。でんぷんに関してはどの原料のでんぷんなのか「じゃがいも、とうもろこし、タピオカ」などを表示しています。また、栄養成分についてはリン・カリウムの表示を行い、ほかにもアレンジレシピの表示を行うなどの改善を行っています。
お取引先様からは情報を開示するための追跡管理や生産管理の記録方法、品質管理方法を当社と一緒に行うことで管理体制の向上につながり、より深い信頼関係を築くことができたということを言っていただいています。

今後の課題

オープンイシイに取り組んでお客様に喜んでいただけることと、いち早く不具合が発生した場合には対処が素早く行えることが良い点だと考えています。
それをふまえて今後強化していきたいと思うところは原料の品質管理レベルのさらなる向上に向けて、調達後の原材料の保管方法やお客様のさらなる安心のために鶏の飼料を製造している企業との連携を行い飼料工場などの点検にもかかわることを実施したいと考えています。今後もお客様の安心のため日々向上していけるよう努めていきたいです。