ヴィリジアンができた経緯と来店されるお客様

当初は、本社の補強のための耐震工事を考えていました。しかし、せっかく1階の大工事をするのであれば、地域の皆様のためのコミュニティハウスを作ろうという発想から生まれました。石井食品はずっと船橋にある地元企業であり、地域の方や町会の方などいろいろな方に支えられている企業なので、そういった方々への還元も考えています。
ヴィリジアンには様々な年代の方々が来店されますが、一番多いのは乳幼児を連れたお母様です。また、近隣に幼稚園が多いので幼稚園のお子様を持つお母様や、お友達同士でおしゃべりをしたり、各種活動の打ち合わせにご利用されるシニアの方もいらっしゃいます。昼は、近隣の企業の方や市役所の方などがランチに使うこともあります。ヴィリジアンの特徴は、様々な世代の方に集まっていただけるのと、リピーターの方がとても多く、毎日のように使ってくれる方が大勢いることです。コミュニティハウスということで、シニアの方たちと乳幼児を連れたお母様方がお店の中で初対面でも頻繁に交流しています。

食事提供やイベント実施

食事提供は、まず石井食品の商品を使うところが前提です。石井食品=ミートボール=お弁当のイメージを持たれることが多いですが、ミートボールやハンバーグ以外にも実は普段の食事にも利用しやすく、素材にもこだわって作っている商品がたくさんあります。ヴィリジアンでは、これらの商品を使用して食事の楽しさを家に持って帰っていただける食事提供を心掛けています。そのため、レストランの一流シェフの作った、手が掛かっていて見た目も華やかなものというよりは、家庭で真似して作りやすいメニュー提案が多いと思います。
イベントでは、現在食育講座に力を入れています。管理栄養士が2名在籍しており、栄養関連のプロということで、その知識を生かしておいしい食事に健康面などのプラスαな情報を載せる食育講座を行っています。また、乳幼児を連れたお母さんが来やすいようにママたちの交流イベントを行っています。大掛かりなイベントだと音楽祭をやっていて、70~80人くらいのお客さんを呼んで、クラシックやジャズを演奏したり、ミュージカル風の声楽のコンサートを行うこともあります。

コンサルタントを迎え、着手してきた新たな取り組み

コンサルタントさんには、ヴィリジアンの概念・理念などの整理を部署内で行ってもらっていて、そのあとに、実際にどういう活動がヴィリジアンとして地域コミュニティに必要かというのを模索しています。実際に成果を感じたのは、和洋女子大学とのインターンシップコラボのようなものを行ったことです。石井食品としては、管理栄養士さんはメニューを作るうえでも知識を得るうえでも重要な存在ですが、学生さんたちを応援する意味でも、学生さんたちの学びの場を提供するところで、社員に協力してもらい、インターンシップの学生を3ヶ月間3名引き受けています。その3名を指導しながらレシピ開発を行ってもらい、実際にそれをメニューとしてお客様に提供するというイベントを行いました。これはヴィリジアンスタッフだけだと手の届かなかった分野ではあるので、コンサルタントさんに入ってもらってよかったところです。
やってよかったことは、石井食品の商品をおいしいとかあってよかったと言ってくれるお客様と直接会話ができるところがヴィリジアンの部署としてはやりがいのある部分です。普段、石井食品の商品を食べている人の顔を見る機会は少ないですが、ヴィリジアンでは直接食べているところを見ることができるし、商品を買ってくれるお客様の反応や、どうして買ってくれるのかといったところの評価を直接聞くことができます。
大変なところは、表に立つ仕事ということで会社のイメージに直結するところです。誠心誠意をもってお客様と接し、お客様を裏切らないようにするなど、いい意味で緊張感をもってできる仕事であり、それがモチベーション向上に繋がります。

今後チャレンジしていきたいこと

食育活動や、会社全体に貢献するような商品づくりの情報提供が不足していると思うので、営業やマーケティング、総務などともっと連動して商品を作っていくことが課題になると思います。
今後チャレンジしていきたいことは、会社の中で、「地域と旬」という取り組みをしているので、いろんな人たちを巻き込んで食のイベントをやっていきたいと思っています。
ヴィリジアンについて、ここがオアシスだと思うような場所にしなさい、と一番初めに会長、社長に言われました。つらい、困ったと思うときに、ヴィリジアンを思い出してもらったり、食事で困ったときに気軽に石井食品に相談に行こうとお客様に思ってもらえる、地元の方がちょっと何かあったときに石井食品を思い出してくれるような施設になっていきたいと考えています。